汎著巣<ブルゴーニュ万歳!>日記
2010-08-03T13:57:00+09:00
fuanita
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Excite Blog
プロヴァンスの旨いワイン
http://fuanita.exblog.jp/8087941/
2009-03-21T13:21:00+09:00
2009-03-26T18:32:19+09:00
2009-03-21T08:51:54+09:00
fuanita
┗ ワイン
フランスやスペインを旅行するたびに大好きなワインを数本、ときには十数本購入し、エッチラおっちらと日本まで運んでくるのだが、その苦労を考えるとちょっとやそっとの肴で、それらのワインを飲んでしまうのが惜しくてなかなか飲めない。その数、すでに数十本になり、狭い我が家のリビングはそれらのワインに占領されてしまい、足の踏み場もないほどになってしまった。
そうならないためには、はるばる運んできた苦労に報いるだけの肴を用意すれば解決するのである。ところが、旅行から帰ってみると、旅先での出費が災いし、手元不如意の生活を強いられることになり、そんな余裕はない。
旅先の想い出がぎっしりと詰まったワインたちに早く日の目を見せてあげなくてはという理由と、リビングの自分の居場所を確保しなくてはという理由で、思い切ってそのうちの一本を抜栓することにした。
肴はできるだけ安価なものを、できうる限り苦労を重ねて作ってもらうことで、なんとかワインに見合うだけの価値をもたせるよう女房に指示をだした。ボクもレタスを切ったり、生ハムを袋から出したり、女房の邪魔にならないように外を散歩したり・・・・・と、できるかぎりのことはした。
このワインは南フランスのあるレストランで飲み、あまりにも美味しかったので、その場で購入したものだ。
果実の香りが高く、スッキリとした酸味を帯び、喉越しがとてもさわやかである。レストランでの食事やそこからの眺めを思い出しながら飲むと、ふわりとした幸福感に包まれる。肴はイサキの地中海風蒸し、チャンピニオンのプランチャ、鶏とシメジのクリームコロッケ、地中海風サラダ。
クリームコロッケなんかないじゃないか!というクレームが聞こえてきたような気がする・・・実はこれがクリームコロッケなのだ。じゃーん!!
カロリーを抑えるために、クリームコロッケの中身にパン粉を振りかけて、オーブンで焼いたものである。
コート・ダジュールのエズにある「シャトー・エザ」のレストランである。魚料理のムニュ・デギュスタシオンをお願いした。 料理はどれもそこそこ美味しかった。]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 8
http://fuanita.exblog.jp/8081575/
2009-03-20T17:58:00+09:00
2009-03-20T17:58:59+09:00
2009-03-19T14:20:36+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
今日は肉が食べたくはなかった。できれば、淡白な魚を食べたかった。それも洋風ではなくて和風で。
それなのに、それなのに、ディジョンマスタードを食べたいがために、それに合う肉を食べる羽目に陥ってしまった。
そりゃ、平目の刺身にワサビの代わりにディジョンマスタードを娶らせるなんてのもアリかもしれない。食べれば食べられないことはないだろう。でもこの和洋折衷は考えただけでゾッとする。
ということで、今晩の酒の肴はこんなもんになった。
どこ産の何等級の牛肉だかわからない牛もも肉のステーキ、そろそろアブナイ白インゲン豆とソーセージの煮込み、冷蔵庫の中で打ちひしがれていたレタスと干からびたパルメザンチーズと太陽光線に焼かれたわけでもないのに日焼けしたパルマ産生ハムのサラダ。
ステーキにはディジョンマスタードのほかにモリーユ茸のソースを合わせた。モリーユ茸のソースを拡大すると・・・こうなる。汗と涙の結晶である。ちなみに汗と涙は女房が流したものではない。このソースがはるばるおパリから日本にやってくる間に流したものである。
素直に白状してしまおう。今やフランス全土を席巻する勢いの冷凍食品専門店”PICAR”で買い求めたものだ。だから運搬途中に溶けてしまい、ソースの入った袋が汗と涙を流した・・・っちゅーわけなのだ。ワインは”ジャン・ピエール・ボニー”の”ブルゴーニュ パストゥグラン”。ブルゴーニュのあるワイン専門家は「ブルゴーニュだけれど、ブルゴーニュじゃない フフフ」と半分バカにした評価をしていた。(ディジョンやボーヌのワイン専門店ではこの種のワインを見かけなかった)
だからというわけじゃないけど・・・たぶん、だからなんだろう、それほど美味しくは感じられなかった。]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 7
http://fuanita.exblog.jp/8063396/
2009-03-19T13:19:00+09:00
2009-03-19T13:19:29+09:00
2009-03-14T13:31:56+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
先週末の夕飯の献立は、”ブレーマ”のソーセージ、タコのガーリック&オリーブソース、スペインのオリーブというシンプルなものであった。
この日、特に”ブレーマ”のソーセージが食べたかったわけではない。それでもあえて、食べたのは・・・。”マイユ”のフレッシュ・マスタードが食べたかったからなのである。このマスタードは瓶詰めのマスタードに比べると、ツンとした辛味が強く、味がシャープで、ソーセージにつけて食べると格段に美味しくなる。ステーキで試したところ、これにもバッチGOO~!であった。こんな経験をすると、日本人だけではなくフランス人も「マイyぅ~!」と叫ぶこと必定である。かな?”マイユ”のフレッシュ・マスタードは3種類("Vin Blanc" "Chablis" "Ancienne Chardonnay")あり、それぞれ味見をすることができる。("Ancienne Chardonnay"は粒マスタード)購入したのは「白ワイン味」と「粒マスタード」。かわゆいオネエさんがにっこり笑顔で壺にマスタードを注ぎ入れてくれる。100gで10ユーロ弱とちょっと高めだけど、それだけの価値はある。
”マイユ”ブランドは日本にも浸透しており、あちこちに店舗がありそうだが、店舗はディジョンとパリのマドレーヌ広場前の2か所だけだそうだ。マドレーヌ店では扱ってないので(2004年現在)、ディジョンに行かれたら是非!"MAILLE":http://www.maille.com/pages/boutiquesMaille.aspxワインは”メルキュレー”のプルミエ・クリュ。2006年ミレジムは2005年ものよりも早飲みができると聞いたので抜栓した。
とてもあっさりとした、そしておっとりとした感じのワインである。悪く言えば個性に欠けるワインであるものの、また飲んでみたいと思わせる何かが潜んでいるようなワインであった。残ったワインをロワールのチーズ「ル・サン・トーバン」と合わせてみると、ワインの味が豹変した。今まで感じられなかった”なめし皮”の味が顔を出したのである。なめし皮の味は好ましい味とは決していえないものの、ワインがチーズを触媒にしてこういう変化をするという驚きは、旨いとか不味いとかを論ずるのがはばかられるようなある種の感動をもたらしてくれた。ディジェステフはボーヌで購入したカストリである。なんとなく戦後の新宿駅下の屋台街を思い出させるような味である。(って戦後の新宿は映画でしか見たことないけれど・・・)〆はネスプレッソ。ショートは緑色、ロングは青色が好みである。(現在、ユーロがとても安くなっているので、カプセルはユーロ圏で購入したほうが断然トクだ。日本で買うよりも40%以上安いんじゃないかな?)]]>
寿司「寿司処 會」(等々力)
http://fuanita.exblog.jp/8056105/
2009-03-14T13:17:00+09:00
2010-08-03T13:57:00+09:00
2009-03-12T12:00:47+09:00
fuanita
┗ 寿司
帰国した日、スーパーに買い物に行く気力もなく、ましてや近くの蕎麦屋に出かける元気もないので、冷凍庫で眠っているものつまみに安酒をあおりながら当ブログをチェックしたところ、なんと某女史から報復バクダンが撃ち込まれているのを発見。バクダンが撃ち込まれた日は運良くパリに疎開していたので当方には甚大な被害はなかったのでホッと胸をなでおろす。
ところが、翌朝の午前1時に再度、某女史の記事を見てみたところ、どうしても「寿司処 會」の寿司を食べなくては気が済まなくなってしまった。某女史は最近「時限性バクダン」を開発したのだろうか・・・・・?
午後5時に予約を入れて「寿司処 會」に突撃したいところではあるが、あいにくそこまでの元気がない。そこで密使(=女房)を派遣して「ちらし寿司」と「ばらちらし」をテイクアウトすることにした。「ちらし寿司」。「ばらちらし」。
どちらもこれぞ「寿司會」の味。うまい!!
でも、やっぱりカウンターに座りながら、中山大将のキビキビとした仕事ぶりを見ながらつまみたいものである。近いうちに・・・。アペリティフはランスで購入した”キャティエ”のミニボトル。ワインは今や幻のワインとなってしまった勝沼醸造の”ISEHARA”。寿司ととてもよく合うワインである。
「出汁巻き玉子」。これは朝食用に。
「目には目を、歯には歯を、寿司には寿司を・・・」ということで、ピコさんの”等々力の「すし処 會」で食べました!飲みました!!”にトラックバックしちゃいます。ウヒョ!
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寿司「寿司処 會」(等々力)
http://fuanita.exblog.jp/7985734/
2009-02-22T12:54:00+09:00
2009-02-22T13:02:48+09:00
2009-02-22T12:56:04+09:00
fuanita
┗ 寿司
まずは河豚皮の煮こごりをつまみに生を一気飲み。つづいて白ワイン。以前は刺身や寿司との相性が抜群な勝沼醸造の”ISEHARA”をよく飲んでいたが、もう入荷してこないそうだ。田崎真也さんが何かの雑誌でこのワインを絶賛して以来、今ではレアワインとなり簡単には手に入らなくなってしまったのだ。昨年、醸造元の「勝沼醸造」を訪問した折に聞いたところ、ボルドーのグラーヴのあるシャトーからも注文が入ったとのことである。
で、飲んだのはイタリアのソアーベ。「ISEHARA」と傾向がとてもよく似ており、十分に楽しむことができた。
「〆め鯖」。鯖は当然、新鮮であり、酢の〆具合、塩加減がちょうど良い。「鰯の刺身」。青魚でも鯵はさばいてショウケースの中に並べられてあるが、鰯はその都度、冷蔵庫から出してさばいてくれる。脂が乗っていてとても美味しい。「鱚の昆布〆め」。昆布効果のせいか、かすかに”ねっとりとした甘み”が心地よい。「貝の刺身」。この店は別名「寿司処 ”貝”」とも呼ばれており(by 自分)、どの貝も活きが抜群によろしい。コリコリ(貝を噛んでいる音)、ごっくん(ワインを飲む音)、コリコリ、ごっくん・・・ワイン消費を促進する肴である。「若筍の刺身」。これを食べていると、春が足音を立ててこちらに向かってくるのを感じる。「生牡蠣」。こんなに美味しい牡蠣は今までに味わったことがない。なんとも表現できない味わいである。
そろそろお腹がいっぱいになりそうなのでご飯ものをいただくことにした。「雲丹ご飯」。いつもの定番。「穴子の握り」。ボクにとってここの穴子握りは食べ物ではなく「飲み物」である。口の中でとろけるほど柔らかく、口に入れたと思った刹那、まっしぐらに食道に入ってしまうのである。その喉越しの爽快さたるや「スーパードライ」も及ばない。(かな?)〆は「中トロの細巻き」。あは~ひあわふぇ♪
さて、明後日、フランスに飛びます。今回はボルドーとブルゴーニュを回り、桜の蕾がふくらんだ頃、帰国する予定です。それでは、いってまいります。
おっと忘れるところであった・・・ピコさんの”夏から秋へ、そんな季節の「すし処 會」”
にトラックバックさせていただきます。デヘ]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 6
http://fuanita.exblog.jp/7960422/
2009-02-16T12:34:09+09:00
2009-02-16T12:35:13+09:00
2009-02-16T12:35:13+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
今晩のアぺりティフは先日、抜栓したシャンパーニュ”キャティエ”。シャンパーニュにはランスで購入したフランボワーズのマカロン。いままでいろいろなつまみをシャンパーニュに合わせてきたけれど、なんといってもコレがいちばん合う。
ところで、ボクは幼稚園のころからマカロンを食べてきた。と書くと、どこの”お坊ちゃま?”と訝るムキもあろうかと思うが、このお菓子は高度成長期以前に、そこらへんの洟垂れ小僧がしょっちゅう食べていた駄菓子なのである。当時はマカロンと呼ばずに”マコロン”と呼ばれていたが、形は似ているものの、味はまったくの別物であった。今晩のブルゴーニュはジュヴレ・シャンベルタンに本拠を置く”メゾン・ルー・デュモン”の”ヴォーヌ・ロマネ 2005”である。ここのオーナーは仲田晃司さんという日本人で、2000年の夏にこのメゾンを立ち上げたという。
少し長くなるが「リアルワインガイド」より引用する。
”ドメーヌだけでなく、ネゴシアンにも「新世代」が台頭している。この中で一人の日本人の名前がフランス国内外で語られるようになった。「コージ・ナカダのルー・デュモン」である。
すでに日本でも有名な仲田氏は、ネット上では「アンリ・ジャイエに絶賛された」、「サムライ」といった、わかりやすい切り口で紹介されることが多い。だが彼と話したり、そのワインを飲んだりしていちばん感じたことは、「ここまで消費者のことを考えている生産者は珍しいのではないだろうか」ということだった。ワインの輸出先は日本だけではないが、日本を知る彼からは「ワインと飲み手の間にある『壁』を、少しでも取り除きたい」という信念がひしひしと伝わってくるのである。”
この文章を読んで飲む前から期待で胸が膨らんでしまった。実際に飲んでみると、香り豊かであり、とてもマイルドで優しい味わいである。そして余韻が長い。日本人もなかなかやるものである。
ワインの友はヒレステーキ(ソースは占地・舞茸・椎茸のソースとモリーユ茸のクリームソース)、菜の花と海老のペペロンチーノ、キハダマグロの刺身、モリーユ茸のひと口スープ、トマトとレタスのサラダ。モリーユ茸はボン・マルシェの食品館”グラン・エピスリー”で購入。(これだけで40€近くした)コンソメは戻し汁を捨てるのがもったいなくて、それを有効利用したもの。なかなかイケた。モリーユ茸のクリームソース。モリーユ茸はクリームとの相性が良いだけでなく、肉料理ともとても良く合う。]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 5
http://fuanita.exblog.jp/7951468/
2009-02-14T13:49:01+09:00
2009-02-14T13:50:05+09:00
2009-02-14T13:50:05+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
食前酒としてビールを飲むのをそろそろ卒業しようという気になってきた。正常値ながら尿酸値が若干高めなので、そのほうが体にはいいだろうし・・・。(←それなら、いっそのこと、おさけ、やめちゃえば!)
今日の食前酒はシャンパーニュ”キャティエ”。ランスのワインショップ(というか品揃えは主にシャンパーニュだったので”シャンパーニュ・ショップ”と呼んだほうがいいかもしれないが)にはどこにも在庫があるものだ。恵比寿三越で4000円を切る値段だったので、衝動買いした。
シャンパーニュがフランスの他の地方のスパークリング・ワインより特に抜きん出ているのは、その泡のキメの細かさだろうと思う。口に含んだ時のなんともいえない官能的な感触は他の泡ものでは感じることができない。
味は特に蜂蜜が強く感じられる。もう少し果実の香り(特にリンゴ)と味を期待していたが、そちらのほうはどうも弱いように思われる。”キャティエ”のカーヴのある"Chigny-les-Roses"はランスから数キロ、南に下ったところにある。町の中心から歩いても行ける距離である。今日のブルゴーニュは”シャンボール・ミュジニー”に拠点を持つ”ドメーヌ・ユドロ・バイエ”の”ブルゴーニュ・パストゥグラン”。”パストゥグラン”というのはピノ・ノワールとガメイをブレンドして造る赤ワインで、そのブレンド比率は1:2である。
早飲みのせいか、香りもそれほど豊かではない。口当たりはなかなかスムースであり、飲みやすいが、個性がよくわからないほど単調な味がする。決してまずいわけではないが、おもしろみに欠けるようだ。ワインがまだ眠りから覚めてないのか、これが本来の実力なのかよくわからないまま、完飲してしまった。”パストゥグラン”はジビエに合うという話だが、マタギ(=自分のつもり)の腕が悪く、収穫ゼロのため、こんなものをつまみにワインを飲んだ。
インゲンの牛肉巻き(シャンピニオン風味)、タラモ・サラダ、ごぼうの素揚げ、トマトとセロリ。]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 4
http://fuanita.exblog.jp/7937389/
2009-02-11T13:54:29+09:00
2009-02-11T13:55:32+09:00
2009-02-11T13:55:32+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
「碑文谷テラスグリーンサラダ 緑野菜のグリル添え」(900円)。
このレストランは野菜がとても美味しい。レタスも水菜がシャキシャキとした歯ごたえで味が濃い。野菜のパワーを感じる。ドレッシングは(たぶん)ヴィネガー、オリーブオイルだけでつくられているが、かえってそれが野菜の旨味を引き出している。「スティック野菜のディップサラダ 温かいアンチョビ・バーニャカウダソースで」(1200円)。
バーニャカウダ・ソースだけを味見してみると、少しゆるすぎるようだ。それとアンチョビ臭がちょっと強すぎる。ただ、野菜につけて食べるとそれなりに美味しい。
次に「マルゲリータ・ピッツァ」(1500円)を食べたが、うっかりと写真を撮ることを忘れてしまった。特にピッツァと蕎麦は運ばれてからすぐに食べないと、味がどんどん劣化してしまうので、ときどき撮り忘れてしまうことがある。”蕎麦とピッツァを食べているときには、ひと言も口をきいてはならない”というのが女房との暗黙の了解になっている。
さて、このピッツァはトマトソースもチーズも美味しかったものの、生地の味が薄くあと一歩であった。(もっとも、比較対象が”イルルポーネ”のピッツァ・マルゲリータなのでカワイソウといえばかわいそうではあるが・・・そういえば、最近、”イル・ルポーネ”に行っていないなぁ)「渡り蟹のリングイネ トマトクリームソース」(1600円)。
ソースがかなり甘い。それに、ボクくらいの年周りの者にとって、かなりくどい。それでも、渡り蟹の味が十分に感じられ美味しく食べられた。最後はパンでお皿をキレイキレイしたほどだ。
ちなみにここのパンは天然酵母を使って焼き上げてあり、しっとり、もっちり、うまうまである。ワインは「シャブリ 2007(ウィリアム・フェーヴル)」(5400円)。
ウィリアム・フェーヴルのシャブリはあちこちのワインショップで売られており、確か恵比寿ガーデンプレイス内の"PARTY"では1980円であった。ちなみにランスの中心部にあるワインショップでは9€(1080円)であった。
味はシャブリらしいといえばらしいかな?まあ可もなく不可もなくといったワインであった。「碑文谷テラス」(目黒区・碑文谷):http://www.himonya-terrace.com/]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 3
http://fuanita.exblog.jp/7937160/
2009-02-11T12:30:20+09:00
2009-02-11T12:31:23+09:00
2009-02-11T12:31:23+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
”ブリューノ・クレール”、ブルゴーニュワインの生産者で初めて覚えた名前である。氏の”マルサネ・ロゼ”は2003年 04年、05年と飲み続け、飲むたびにその素晴らしさを再発見したものである。
06年はどうか?・・・これが大はずれであった。彼のこのワインは口に含むとぱっとイチゴの香りが口中に広がるのが特長なのに、06年ものはその香りが弱すぎて、イチゴなのか、それともさくらんぼうなのか、と迷ってしまうほど。フレッシュ感もないことはないが、アルコール臭が鼻について興ざめだ。たまたまなのかもしれないが、過去の印象が良すぎたので、残念である。つまみは鰯の漁師風(オリーブオイルでソテーしただけ)、アサリのワイン蒸し、海老とキャベツのペペロンチーノ(カッペリーニ)、レタスとトマトのサラダ。カッペリーニは「碑文谷テラス」のそれを真似て作ったもので、かなりそっくりに出来上がった。(スパゲティの在庫を切らしていたので、カッペリーにを使ったが、スパゲティのほうがもっと美味しくできたと思う)]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 2
http://fuanita.exblog.jp/7932802/
2009-02-10T13:37:07+09:00
2009-02-10T13:38:10+09:00
2009-02-10T13:38:10+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
今日もファビエンヌのワインを飲む。(本当はブリューノ・クレールのマルサネのロゼを飲もうと考えていた。食事の間際になって冷やすのを忘れていることに気づき、急遽、ファビエンヌの続投となった)
まずは香り。昨晩飲んだ「ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード」に比べると気品に欠けているように思われる。
味は、構成する要素がやはり少ない。タンニンが少し強い(これはあくまでも”レ・ダーモード”と比べて)余韻もあまり長くはない。ただ、傾向はとてもよく似ている。
そんなことを言ってはいるけれど、これもなかなかイケル。(2750円 ワインマルシェ まるやま)
彼女のワインはガメイとピノ・ノワール(1:2)をブレンドして造る”パストゥグラン”が残っている。ジビエと相性が良いということなので、あとで林試の森でハトを捕まえてくることにしよう。カラスはものすごく不味いらしいから、よそう。(実際に食べたことはないけど、食べた人がそう言っていた)ふたつのワインを飲み比べてみた。つまみは赤ワインに合うという牡蠣のベーコン巻き・ソテー。こうやって飲み比べると、違いがわかって面白い。ただし、両者ともこのアントレには合わなかった。もっとこってりと重いボルドーのほうがマッチしたんじゃないかな?メインは「鱈の中華風あんかけ」。これとマルサネ・ロゼを娶らせるつもりだった。美味しかったけれど、ワインとは仲良くしてくれなかった。
今日の昼、車を定期点検に出した帰りに碑文谷にある「碑文谷テラス」で食事をした。
パスタのランチ(1300円)とピザのランチ(1500円)を食べた。ランチにはドリンクバー・酵母入りパン(食べ放題)・ミニサラダがついてくる。「海老とキャベツのペペロンチーノ」。ソースがまったりとパスタにからみついていて美味しい。一瞬、パリの”サンタ・ルチーア”のボンゴレを思い出してしまった。海老も美味しい。キャベツの味もしっかりしていて美味。ものすごいボリュームである。ピザソースがトマトソースではなく、いわゆるミートソースである。なので、ピザを食べているのに、なんだかラザーニャを食べているような錯覚を起こしてしまう。一度で二度楽しめる。でも、やっぱりどっちかにしてほしいもんだなー。レストランからは娘と息子が通ったサレジオ幼稚園のあるサレジオ教会が見える。「碑文谷テラス」(目黒区・碑文谷):http://www.himonya-terrace.com/]]>
"Les Vins de Bourgogne" Numéro 1
http://fuanita.exblog.jp/7922173/
2009-02-08T12:11:00+09:00
2009-02-10T13:34:14+09:00
2009-02-08T12:11:54+09:00
fuanita
┗ ブルゴーニュ・ワイン
発症のきっかけになったのがこの本である。先日、パリに滞在中に頻繁にブルゴーニュをほのめかす事柄が起き、帰国してすぐに”アマゾン”からこの本を取り寄せ、読み始めたら止まらず、気がついたらすっかりブルゴーニュ・ワインに魅了されてしまっていた。やれやれ、今年はせっせと貯蓄に励もうと思っていたのに先が思いやられるワイ。
第一弾は”ニュイ・サン・ジョルジュ”に彗星のごとく現れたファビエンヌ・ボニーが率いる”ドメーヌ・ジャン・ポール・ボニー”を代表するニュイ・サン・ジョルジュの村名ワイン、”ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード”から始めることにしたい。(5490円 ワインショップまるやま)
”ニュイ・サン・ジョルジュ”はブルゴーニュ地方の中心地ディジョンとブルゴーニュ・ワインのメッカであるボーヌのほぼ中間にあり、グラン・クリュをもたない地域で、ボクのような素人からすれば”パッとしないところ”といったイメージを抱いてしまう。彼女が”ドメーヌ・ジャン・ポール・ボニー”の現当主である。彼女の父であるジャン・ポール・ボニーが1963年に創業し、彼女も後を継ぐべくブルゴーニュ大学で醸造学を学んだが、2001年にジャン・ポールが急逝したために、まだ若い彼女が急遽、後を継ぐことになった。
彼女はふたつの画期的な変革を実行に移した。
ひとつめは、父の代にはそのほとんどをネゴシアンに販売していたワインを、2000年ミレジムより本格的に自社瓶詰めに切り替えたこと。
そしてふたつめは、ぶどう栽培に徹底的にリュット・レゾネを導入したことである。”リュット・レゾネ”とは有機栽培に近い自然な耕作方法で、どうしても必要な場合に限り、化学肥料や農薬を最小限度で使用することである。今日はそのフラッグシップ・ワインである”ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード”(2006年ミレジメ・・・かなり早いけど)を抜栓することにした。(”レ・ダモード”はニュイ・サン・ジョルジュの北側にあり、そこはかの”ヴォーヌ・ロマネ”と隣接しているという。だから、ワインの傾向もボーヌ・ロマネに似ているそうだ。)
色は薄い赤にヴァイオレットを混ぜた、とてもセクシーな色である。ボルドーではお目にかかったことがない色かもしれない。
香りはブーケの香りがとてもつよく、うっとりするほどだ。
さて、テイスティングしてみると、口の中にふわーっとブーケの香りが広がり、そのあとにスパイシーな味(これがいわゆる”ミネラルの味”というのだろうか?)がやってくる。続いてなんだか牧場で香ってくる香りが鼻を抜ける。決していやな香りではないが・・・そうそう、藁のような香りだ。もしかするとこれが”土の香り”とワイン専門家に呼ばれているものなのだろうか?(*注1)もうすこし重いワインだと思っていたが、サラリとしており、かつ、なめらかである。(ファビエンヌのことを想像しながら飲んだのでそう感じたからかも?)
余韻は細く長い、とワインガイドに書いてあったが、なるほど、確かに、ほそ~く、なが~い。白糸の滝のようだ。(かな?)
あと数年、寝かせたらどんなワインになるんだろう?もう2~3本注文してみよう。
(*注1) あとで調べてわかったことだが、これはいくつかあるビオ臭のうちのひとつで「馬小屋臭い」と表現されるものかもしれない。これはブレタノミセス菌によるものだそうで、人体には影響がないという。
今日はこのワインを8割がた飲み、あとはシャルドネ種の1000円ワインをグラスに2杯飲んだ。いつもだったら、かなり酔っ払い、頭が少しふらつくのだが、今日は体がほんわかとし、気分爽快である。北野たけしが「高いワインを飲むと、あまり酔わないし、次の日も残らない」と言っていたが、確かにそうだ!とうなずける。もっとも彼のいう”高い”はボクのそれよりもゼロが1つ、あるいは2つは多いだろうけど・・・。
翌日はまるで”きのうは休肝日だったの?”ってくらい調子が良い。・・・やはり1000円ワインとはこの際、決別すべきなのだろう・・・前途多難だ。(←禁酒すればいいじゃないのよ!)
ワインのオトモはブルゴーニュ名物の”コック・オー・ヴァン”。ワインとの相性はばっちりであった。美味しかったけど、あと1~2時間は煮込んだ方がまったりするんじゃないかな。あと、にんにくの量をもっと(倍くらい)増やしたら、さらに美味しくなったと思う。
前菜はスペイン料理の”エンサラディージャ・ルッサ”と芽キャベツのオリーブオイル・ソテー。芽キャベツの美味しい季節になってきた。バンザイ!
ということで新シリーズが始まりました。いつまで続くことやら・・・。(熱しやすく冷めやすい超B型おやぢなんでね)]]>
旅の想い出(22) 蕎麦「晦庵 河道屋 本店」(京都市)
http://fuanita.exblog.jp/7886105/
2009-02-07T17:03:00+09:00
2009-02-07T17:59:58+09:00
2009-02-01T18:53:10+09:00
fuanita
┗ 旅の想い出
京都では東西が河原町通と烏丸通、南北が四条通と御池通に囲まれたこの一帯が好きだ。織田信長が明智光秀に殺された本能寺などの歴史的スポットがたくさんあるのも魅力だし、なんたって美味しそうな食べ物屋が所狭しと軒を連ねているからだ。
この界隈にお蕎麦が美味しいと聞いていた「晦庵 河道屋 本店」がある。昨年の9月のとある日の昼過ぎに訪問した。
注文は740円のざるそば。蕎麦はボクがイメージする「京都」を感じさせるもので、とても「ゆったり」とした、優しい味である。江戸の蕎麦のように噛まずに、一気に呑み込むように食べるのではなく、少しずつゆっくりと流れゆく「京時間」を感じながら食べる、そんな蕎麦なのである。
蕎麦ともり汁との相性はそれほど良いとは思えないが、そんなことはどうでもよくなってしまうほどの蕎麦であった。
ひとりで外食すると周囲のお客さんの会話が耳に入ってくる。ボクのすぐうしろの4人組はおそらく京都生まれ、京都育ちの方々と思われ、流暢な京都弁を話していた。(って、あたりまえだが)
で、あることに気づいた。京都に限らず関西の人は、例えば「木」を「き」ではなく「きぃ」と発音する。「そうです」も「そうどすぅ」となる。これはなんでなんだろうと疑問を持った。
東京に帰って調べてみたら、ある学説として、縄文時代には近畿を中心として南方から移住してきた民族が住んでおり、彼らの言語は母音で終わる言語を話していたという。専門家はこのような言葉を「開音節」と呼び、反対に子音で終わる単語を「閉音節」というが、その後、大陸から朝鮮民族や女真族が大挙、海を越えて日本に移住し、いわゆる弥生時代になる。彼らの言語はそのほとんどが子音で終わるそうで、先住民族の話していた「開音節」とこの「閉音節」とが互いに影響しあって、日本語の原型ができたという。
ところが、先住の南方系民族の言語をかたくなに守っていた、というよりもむしろ征服民族の言語になかなか馴染めなかった関西のグループがおり、それが現在まで尾を引いており、「き」ではなく「きぃ」なのだという。なかなか面白い学説である。
ひとりで旅しているとこんな発見があるので面白い。
蕎麦「晦庵 河道屋 本店」(京都市):http://www.digistyle-kyoto.com/gourmet/eat/nabe/kawamichiya.html]]>
旅の想い出(21) 肉巻き(宮崎市内)
http://fuanita.exblog.jp/7870260/
2009-01-29T12:08:00+09:00
2009-01-29T12:09:49+09:00
2009-01-29T12:09:01+09:00
fuanita
┗ 旅の想い出
グルメ番組 in 宮崎で石塚英彦さんが食べていた「にくまき」を、宮崎に行ったら絶対に食べてやる!と意気込んでいた。
宮崎空港でレンタカーを借り、石ちゃん絶賛の店のこの店に真っ先に向かった。そして、鼻息も荒く1つ買い求め、写真を撮る時間ももどかしく、ガブリ!と齧りついた。
これが夢にまで見た肉巻き!食べたら死んでもよいというのはオオゲサだけど、まあ破産くらいはしてもよいと思ってきた肉巻き!・・・これもかなりオオゲサだけど、1万くらいはすられてもよいと思ってきた肉巻き!あはぁ~さいこーに旨い!となるのが長いこと描いてきたシナリオであった。
なのに、思い描いていた味とはまったくの別物だった。
肉はボクの嫌いな豚肉だ。肉巻きといったら牛肉だと思い描いていたのに、豚肉なのだ。関西では「肉」といったら豚肉ではなく牛肉である。だからわざわざ「肉饅」と言わずに「豚饅」と呼んでいるではないか!肉巻きは、だから、牛肉じゃなきゃいけないのだ。
まあ、それは当方の勝手なる思い込みだということで、許すことにしよう。許せないのは肉巻きの味付けだ。店頭には「秘伝のタレ」を使っていると書いてあったが、こんなタレだったらボクでも作れるんじゃないかというほど単純な味。深みもコクもあったもんじゃない。
踏まれたり蹴られたりの肉巻き君ではあるが、ひとつだけ素晴らしいところを発見した、というか発見してあげた。それは「巻き方」である。ご飯を豚肉がしっかりと包んであり、どこから見てもご飯がはみ出ているなんてことはない。かといって豚肉が余っているわけでもない。
すなわち、
おにぎりの表面積=豚肉の内側の面積
という等式が成立することになる。これだけの計算をやってのけるこの会社は、そろそろ商売の鞍替えを考えたほうがいいかもね。
ネタ切れのために、ドーデモイイ記事を書いてみましたー。]]>
旅の想い出(20) 鶏肉料理「地鶏屋 ハイケイ(仮名)」(宮崎市)
http://fuanita.exblog.jp/7839633/
2009-01-22T11:47:00+09:00
2009-01-22T11:49:37+09:00
2009-01-22T11:48:50+09:00
fuanita
┗ 旅の想い出
でも、そんなに旨いのであったら、もっと味がするはずだし、ここまでカチカチであるはずはない。もしかすると「なんちゃって地鶏」を食べさせられたきたのではないか?・・・・・
宮崎に出かけた時に、そんな疑問を晴らす機会に恵まれた。選んだ店は、宮崎に詳しい人に教わった地鶏料理専門店である。「胸肉のたたき」。鶏肉のレアはあまり好みではない。それでもメニューに「大人気」と書かれていたので、郷に入っては郷に従え精神で注文。鶏肉自体の味はほとんど感じられない。生の部分が多いのでなかなか噛み切れない。で、飲んだ。(笑)なんの感動もなし。経験値が1ポイントアップしたくらいかな。「もも肉の炭火焼」。豪快な宮崎スタイルで焼き上げたものである。香りはとてもよい。口に入れて噛むこと十数回・・・鶏肉の味はほんのりするものの、歯ごたえありすぎ。で、十分に咀嚼する前に顎が疲れ、これも飲んだ。「手羽先の炭火焼」。歯ごたえはあるものの、噛み切れないほどではない。味はそこらへんにある焼き鳥屋のものとほとんど同じ。「もも肉の焼き鳥」。これもカチカチ&味わい少々。で、飲んだ。芋焼酎がいちばん美味しかった。って、地鶏と比較できるもんじゃないけれど。で、これも呑んだ。(←あたりまえでしょ!)
。。。。。数ヵ月後、テレビのニュースで鶏肉の偽装問題を報じていた。曰く、「比内鶏の廃鶏を地鶏と偽って出荷していた」と。廃鶏とは採卵期間を終えて鶏舎から出される廃棄用の雌鶏のことである。
テレビのワイドショーを見ていたら、あるコメンテーターがこの問題をとりあげて「ほんものの地鶏は廃鶏のように歯ごたえがあるものではない」とコメントしていた。
もしかして、地鶏の本場で・・・・・・なんてことは考えたくはない。]]>
旅の想い出(19) 鰻料理「本部うなぎ屋」(宮崎県西都市)
http://fuanita.exblog.jp/7822298/
2009-01-17T10:39:00+09:00
2009-01-17T10:45:36+09:00
2009-01-17T10:39:09+09:00
fuanita
┗ 旅の想い出
ボクの家の近くに鰻屋があった。家族ぐるみの付き合いをしていたんので、成人するまでこの店以外で鰻の蒲焼を食べたことはなかった。ここの蒲焼はいわゆる関西風で、蒸さずにカリッと焼き上げてあり、これがあるときまでボクにとっての蒲焼のスタンダードであった。
ところが、大学時代の「あるとき」、鰻好きの友人に連れて行ってもらった高田馬場の鰻屋で、ボクのスタンダードはみごとに突き崩されてしまったのである。その蒲焼は口の中でとろけ、それがご飯と渾然一体となった旨さは今でもはっきりと脳裏に焼き付けられている。それ以来、近所の鰻屋の蒲焼を食べても美味しいとは感じられず、いつのまにかその蒲焼を敬遠するようになってしまった。言うまでもないが、高田馬場で食べた蒲焼は関東風である。
幸いというべきか、東京には関西風の鰻の蒲焼を出す鰻屋はほとんどないし、たまに関西方面に出かけたときも鰻の蒲焼を好んで食べることもなかったので、それからうん十年の間というもの関東風のふんわり&とろける蒲焼に何度も舌鼓を打ってきた。
あれは2年前の夏。東海道五十三次を歩いているときに立ち寄った鰻屋「あつた蓬莱軒」で久しぶりに関西風の表面カリカリ&適度な歯ごたえの蒲焼に出会った。ひと口食べたときに、子供のころ食べた蒲焼を思い出し「しまった!」と思ったが、なんのこたぁない、噛み進むにつれてその旨みが感じられ、知らぬ間にその魅力にすっかりとりつかれてしまっていた。さて、本題に入る。
宮崎県は鰻の生産量が全国で3位だそうだ。西都市は美味しい蒲焼を食べさせる鰻屋がたくさんあるという情報を新宿にある「宮崎館 KONNE」の観光担当の方から聞いた。宮崎に住む友人を尋ねた帰りに西都の「本部 うなぎ屋」で鰻重を食べた。
注文は呉汁がついた鰻重「特」(2500円)。待つこと20分・・・まだ出てこない・・・店内は半分ほどの埋まり具合なので10分くらいで出てくると思っていたのに・・・さらに20分・・・ボクよりも先に入ったお客さんもまだ食べていない。あと10分くらいか・・・・・さらに20分、合計1時間ほど経ったころやっと目当ての鰻重が登場。
歯ごたえがかなりある。なのに脂っこさはなく、旨みが凝縮されている。表面のオコゲが香ばしく、これなら1時間も待たされた甲斐があるといってもいいだろう。洗足にある「川京」が閉店してから関東風の蒲焼を外で食べることが皆無になってしまったが、もしも東京のどこかの鰻屋でふんわり、とろんとろんの蒲焼を食べたら「あじけなくて、こんなもん、くえねぇ~!!」なーんてことになってしまうかもしれない。鰻料理「本部 うなぎ屋」(宮崎県西都市):http://www.fgnet.jp/honbu-unagi/]]>
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