家に帰り単刀直入に聞いてみる。
「ねえブログ読んだ?」と。
読んでいるようだ。
「でさあ、ナンなの、きのうのあれは」
私の考えすぎだと言う。
「でもさぁ、なんかヘンじゃん。なんかさぁ、欲しいものでもあるんじゃないの?」
何もないと言う。
「じゃさ、ボクに言えないなんか後ろめたいこととかさぁ・・」
あるわけないじゃんらしい。
「じゃさ、なんでそんなに機嫌がいいの?」
機嫌がいいことはいいことだと言う。
「怒らないからさぁ、絶対にゆびきりげんまんだから言ってみ」
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彼女は急に顔をこわばらせ、少しずつぼそぼそと小声で語り始めた。
少し前とは打って変わって表情は暗い。
その落差に驚きながらも、私の顔は徐々に色を失っていった。
「実は」とか「別れる」とか「私の人生」だとかいう単語が頻出したからである。
いままでそんな気振りを一度だって見せたことないのに。
彼女は下を向いたまま語り続ける。
どうもすすり泣いているようである。
浮気
が発覚したをしたわけでもない、ギャンブルに入れ込んで大切な生活費を横領したわけでもない・・・・・なんでなんだ?
すすり泣いていた彼女の声が嗚咽に変わった。
そのときである。
私は聞いてしまった。
彼女の爆笑を。
くやしい。
また遊ばれてしまった。
彼女にすれば、これが仕返しだったのだ。
このようにして、中年から老年にさしかかりつつある夫婦は普段の生活を取り戻したというわけである。
めでたし、めでたし。
ではない、ぐやじい!
どうでもいいけど、メニュー
・ドフィノア(なんてかっこつけているけど、ただのポテトグラタン)
・天点の餃子(冷凍)
・鶏のから揚げ
・トマト(ジェノベーゼソース)
・グリンーサラダ
・マカロニサラダ(おたふくソースで)
・玄米
いい歳こいて演劇部やってんじゃねぇ!