先週末の夕飯の献立は、”ブレーマ”のソーセージ、タコのガーリック&オリーブソース、スペインのオリーブというシンプルなものであった。
この日、特に”ブレーマ”のソーセージが食べたかったわけではない。それでもあえて、食べたのは・・・。
”マイユ”のフレッシュ・マスタードが食べたかったからなのである。このマスタードは瓶詰めのマスタードに比べると、ツンとした辛味が強く、味がシャープで、ソーセージにつけて食べると格段に美味しくなる。ステーキで試したところ、これにもバッチGOO~!であった。こんな経験をすると、日本人だけではなくフランス人も「マイyぅ~!」と叫ぶこと必定である。かな?
”マイユ”のフレッシュ・マスタードは3種類("Vin Blanc" "Chablis" "Ancienne Chardonnay")あり、それぞれ味見をすることができる。("Ancienne Chardonnay"は粒マスタード)購入したのは「白ワイン味」と「粒マスタード」。かわゆいオネエさんがにっこり笑顔で壺にマスタードを注ぎ入れてくれる。100gで10ユーロ弱とちょっと高めだけど、それだけの価値はある。
”マイユ”ブランドは日本にも浸透しており、あちこちに店舗がありそうだが、店舗はディジョンとパリのマドレーヌ広場前の2か所だけだそうだ。マドレーヌ店では扱ってないので(2004年現在)、ディジョンに行かれたら是非!
"MAILLE":http://www.maille.com/pages/boutiquesMaille.aspx
ワインは”メルキュレー”のプルミエ・クリュ。2006年ミレジムは2005年ものよりも早飲みができると聞いたので抜栓した。
とてもあっさりとした、そしておっとりとした感じのワインである。悪く言えば個性に欠けるワインであるものの、また飲んでみたいと思わせる何かが潜んでいるようなワインであった。
残ったワインをロワールのチーズ「ル・サン・トーバン」と合わせてみると、ワインの味が豹変した。今まで感じられなかった”なめし皮”の味が顔を出したのである。なめし皮の味は好ましい味とは決していえないものの、ワインがチーズを触媒にしてこういう変化をするという驚きは、旨いとか不味いとかを論ずるのがはばかられるようなある種の感動をもたらしてくれた。
ディジェステフはボーヌで購入したカストリである。なんとなく戦後の新宿駅下の屋台街を思い出させるような味である。(って戦後の新宿は映画でしか見たことないけれど・・・)
〆はネスプレッソ。ショートは緑色、ロングは青色が好みである。(現在、ユーロがとても安くなっているので、カプセルはユーロ圏で購入したほうが断然トクだ。日本で買うよりも40%以上安いんじゃないかな?)