食前酒としてビールを飲むのをそろそろ卒業しようという気になってきた。正常値ながら尿酸値が若干高めなので、そのほうが体にはいいだろうし・・・。(←それなら、いっそのこと、おさけ、やめちゃえば!)
今日の食前酒はシャンパーニュ”キャティエ”。ランスのワインショップ(というか品揃えは主にシャンパーニュだったので”シャンパーニュ・ショップ”と呼んだほうがいいかもしれないが)にはどこにも在庫があるものだ。恵比寿三越で4000円を切る値段だったので、衝動買いした。
シャンパーニュがフランスの他の地方のスパークリング・ワインより特に抜きん出ているのは、その泡のキメの細かさだろうと思う。口に含んだ時のなんともいえない官能的な感触は他の泡ものでは感じることができない。
味は特に蜂蜜が強く感じられる。もう少し果実の香り(特にリンゴ)と味を期待していたが、そちらのほうはどうも弱いように思われる。
”キャティエ”のカーヴのある"Chigny-les-Roses"はランスから数キロ、南に下ったところにある。町の中心から歩いても行ける距離である。
今日のブルゴーニュは”シャンボール・ミュジニー”に拠点を持つ”ドメーヌ・ユドロ・バイエ”の”ブルゴーニュ・パストゥグラン”。”パストゥグラン”というのはピノ・ノワールとガメイをブレンドして造る赤ワインで、そのブレンド比率は1:2である。
早飲みのせいか、香りもそれほど豊かではない。口当たりはなかなかスムースであり、飲みやすいが、個性がよくわからないほど単調な味がする。決してまずいわけではないが、おもしろみに欠けるようだ。ワインがまだ眠りから覚めてないのか、これが本来の実力なのかよくわからないまま、完飲してしまった。
”パストゥグラン”はジビエに合うという話だが、マタギ(=自分のつもり)の腕が悪く、収穫ゼロのため、こんなものをつまみにワインを飲んだ。
インゲンの牛肉巻き(シャンピニオン風味)、タラモ・サラダ、ごぼうの素揚げ、トマトとセロリ。