今年2月、伊勢。
伊勢に行ったらやはり伊勢詣をしないわけにはいかない。伊勢神宮は内宮と外宮があり、それぞれ祭られている神様が違う。内宮と外宮は離れており、移動にはバスで15分くらいかかる。女房に言わせるとここはパワースポットだそうで、鳥居をくぐった瞬間に空気が変わるという。が、ボクの場合は何も感じなかった。女房は変わった、空気がピーンと張りつめた、と言っているが本当だろうか?江原さんの番組の見すぎなんじゃないだろうか?
さて、観光はこれくらいにして、メシの話。(早すぎ?)
内宮のそばには「おかげ横丁」と呼ばれる商店街があり、ここでは飲食店や土産物屋がひしめいている。呼び込みの声がうるさく、観光客がうじゃうじゃで5分もしないうちに逃げたくなる。対して女房はこういう場所が大好きなので、困ったものである。(どこでも土産物屋を見ると飛び込まずにはいられないたちで、清水寺までの坂を登るのに1時間以上もかかったり、マドリー・バラーハス空港でひとりで土産物屋を見ていたら迷子になってしまい、あやうくパリ行きの飛行機に乗り遅れそうになったり・・・この手の話は枚挙にいとまがない)
そのおかげ横丁で名物「伊勢うどん」なるものを食した。一瞥しただけで血圧が50以上は上がってしまいそうなほど塩辛そうである。でも、これがぜんぜんしょっぱくない。つゆの味は出汁がきいており少し甘め。うどんは母親が風邪のときに作ってくれたうどんのように腰がないどころか、ふにゃふにゃでまるで離乳食である。讃岐の人がこれを食べたら「ざけんなよ!」とどんぶりを放り投げるかもしれない。
不思議なのは食後感である。食べているときはこれが最初で最後の伊勢うどんだろうな、なんて思っていたのに、食べ終わってみるとなんだか満足感に支配されて、「また食べてもいいかな」なーんて思ってしまうのだ。なんでだろ?ふしぎだ。
「うっかり八兵衛」が出てきそうな雰囲気。
続いては「赤福」。すぐ目の前で作っている。だから冷凍モノではない・・・はずだ。
この赤福の一端をくわえて引き伸ばしてみるとなんとビヨ~ンと50センチも伸びたのである。あんこも、もちもとても美味しい。お土産で何度かいただいた赤福とは別物である。
表では赤福めあての行列ができている。100人くらいはいたかな?もちろん並んで7箱ゲットしますた。
そうそう、この前の大阪出張の帰りに伊丹空港で赤福と間違えて「御福」を買ってしまった。母と義母に進呈したが、ふたりともまだ気が付いていないようだ。