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旅行記&巡礼日記
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これはセビージャのシンボル「ヒラルダの塔」。
セビージャで最も観光客が集まるところである。
従って前の広場には胡散臭い連中が多い。
ここでタクシーを拾うとボラレる恐れあり。
ここからサンタ・フスタ駅には徒歩でも20分。
バスターミナルには徒歩で10分。
ボラレていやな気分を味わうよりは
歩いたほうがマシである。
財布と体の健康のためにも・・・・・
Pero,But,しかし・・・・・
セビージャ2日目、目が覚めるとなんだか熱っぽく体がだるい。検温すると37.8度。昨日の雨にやられてしまったのっだろうか。
きょうは「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」(シェリー酒の産地)に行く予定だが、どうしようか?
ヘレスに着いたらますます調子が悪化するような気もするが、ヘレスで美味いシェリー酒をしこたま飲んで体を麻痺させてしまえば風邪ごとき忘れてしまうだろう。
セビージャ・サンタ・フスタ駅まで歩いても20分で辿りつけるが、熱が38度近くあるので、体力温存の法則に従ってカテドラルの前でタクシーを拾う。
私 「駅までお願い」
運ちゃん 「はい。 お客さん、今日はフィエスタ(祭日)って知ってる?」
私 「知らない。で、何の祭日?」
運ちゃん 「うーん、今日はビルヘン(VIRGEN:マリア様)の祭日さ」
私 「今日からいつまで?」
運ちゃん 「今日と、明日と・・・来週の金曜もそう」
私 「へぇ、そうなの」
これで会話は終わったが、今日が祭日なんて話は聞いていないし、もしそうなら情報は入っているはずなのに変だなと思っていた。
その刹那、疑念が生まれる。スペインでは日曜日と祭日はタクシー料金が倍になるのだ。このオヤジ、私のことを騙そうとしているのではないか・・・・・それならそれでこっちにも考えがある。
10分ほどで駅に着き、4ユーロのメーターの倍額8ユーロを請求される。
「ちょっと待って」と言いながら、とっさにタクシーから降り、運良く近くにいたおばさんに声をかける。
私 「すみません。きょうがビルヘンの祭日って本当ですか?」
おばさん 「?? 何、それ?今日は祭日でも何でもないわよ」
このやり取りを聞いていた運ちゃんは無言。でも平然としている。
私 「面白い冗談ありがとね。でもマリア様きっと怒ってるよ!」
と捨て台詞を吐きながらきっちり4ユーロを運ちゃんに渡す。
運ちゃんは首を左右に振りながらもこっそりと十字を切っていたのを私は見逃さなかった。(03年12月)
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