この店の「梅蘭焼きそば」が絶品だとの情報を得て、東横線に乗り「梅蘭」へ向かう。
「梅蘭」に着いたのは開店7分前の午前11時23分。既に15人ほどが列をなしている。
炎天下、開店を待つお客の口からは「梅蘭焼きそば」に対しての絶賛の言葉がもれる。
皆さんリピーターのようだ。ということは、この店の実力はかなりハイレベルだと踏んだ。
注文は当然「梅蘭焼きそば」のみ。ほとんどの、というか、すべての客は「梅欄焼きそば」を注文しているようだ。
先客のテーブルに運ばれた「梅蘭焼きそば」を横目で、すばしこくチェックする。
旨そうだ!
続いて、えもいえぬ香りが漂ってくる。
旨くないわけがない!
そして、逸る気持をごまかしながら待つこと20分。運命の出会いを迎える。
焼きそばを箸で切り広げると、中からはとろーりと餡が顔をだす。
そばのカリカリ感と餡のマッチングがたまらない。
なん皿でも食べられるほどの旨さだ。
一言も発せずにあっという間に完食。
食後の恍惚感に浸りながら、まわりの客を観察していると、さっきまではベチャクチャ会話をしていたのに、焼きそばが運ばれてくると、いきなりダンマリ状態になる。
こんな焼きそば食べたことない。
今晩も、明日のお昼も「梅蘭焼きそば」を食べたい。
追記
この麺のルーツは広東の「乾焼伊麺」だと
kaonoiさんにうかがった。(写真:下)両面をカリカリに焼いた焼そばに、なんと、酢と砂糖をかけて食べるらしい。ううう、信じられない。