外国旅行中に日本に帰ったら絶対に食べるぞ!と決意する食べ物が3つある。蕎麦、寿司、そしてラーメンである。蕎麦も寿司も既に食べた。(実はパリでも寿司は食べているのだが)残っているのはラーメンである。パリにはオペラ界隈に何軒ものラーメン店があるが、どれもこれもロクなもんじゃない。と言うとタカビーに聞こえるので、少なくともボクのオコチャマ舌には合わないとしておく。
パリに着いた翌日にオペラ界隈を連れまわされたことは既に書いたが、その際にラーメン屋も何軒か目に付いた。すでにそのときに「東京に帰って行くラーメン屋」を決めていたのだ。
それがココ、荏原中延の「多賀野」。食べるラーメンも「ごまの辛いそば」(800円)と決めていた。しかも盛りは大盛り(100円)、トッピングには「トッピングA」(叉焼4枚、海苔4枚、煮玉子、メンマ大盛り:300円)にすることまで決定していた。
店に着いたのは開店の5分間。すでに10人以上の行列ができている。恐るべし!多賀野。
15分後に店内に案内され、さらにその10分後に夢に見た「ごまの辛いそば」が登場。
スープ、具、麺、どれもこれも素晴らしかったなどという言葉以上にすごかった。どれをとってもボクの好みのストライク・ゾーンのど真ん中。同行した女房とひと言も言葉を交わすことなく、スープまですべて食べつくした。
ニッポン、バンザ~イ♪! である。