明日は胃の検査である。(実はつい最近まで胃カメラだと思っていたが、バリウム検査だったことがわかりホッとひと安心。この前の診察のときにT先生が胃カメラ検査も大腸の内視鏡検査もあまり苦しくないことを強調していたので、てっきりカメラを飲むものだと覚悟していた。なんだか心配して損したような気分)
今日の夕飯は9時までにおかゆやうどんなどの消化の良いものを食べるように指示を受けているので、お昼はガッチリと食べておこうということで広尾のカフェ・ブラッスリー「Café des près」(カフェ・デ・プレ)に出かけた。
この店はフランス料理の名店「Hiramatsu」の経営だけあって料理が旨い。
それにここで食事をしたり、カフェを飲んでいると知らず知らずのうちにパリのエスプリの風韻に吹かれ、さながらセーヌ左岸のカフェにいるような錯覚を覚えてしまうのも心地よいのだ。
注文は「デジュネのセット」(ス-プ+サンドイッチ+カフェで1260円)、それと大好物の「鴨のコンフィ」(1050円)である。
サンドイッチはちょっとだけ味が落ちた、というよりもむしろパリの味から遠ざかったように思われる。
ハムはフランスのジャンボン・ドゥ・ペイ(Jambon de pays)には感じられない燻製がかった味がするし、チーズはグリュィエル独特の味がまったくせず無味乾燥といってしまえば身もふたもないが、まあ個性のない平坦な味だからである。
それでもサンドイッチとしては平均以上の味ではあるが。
スープの「キャベツとアサリのスープ」はアサリの出汁が濃厚に感じられて旨い。
だが、「オニオングラタンスープ」には遥かに及ばない。
先日、ボクのオニグラ・ランキングで惜しくもオーバカナルに王座を譲ってしまったが、なんの、なんの、南野陽子 ズルッ!、コイツはフランスに持っていってもフランス勢に十分伍してゆく実力は備えている。
これらに、味わいのふかーいコーヒー(約3杯)がついて1260円はまさにお買い得!と言えるであろう。
おっといけねぇ、大好物の「鴨のコンフィ」を忘れるところであった。
鴨の皮がパリパリで香ばしく、身の部分の味も言うことなし!である。
これだけ食べるのが勿体なくてパンを追加しようとした矢先、女房の横槍が入る。
「ねえ、ねえ、このまえいきそこなったとこいこ!ほら、車がとめられなかったとこ・・」
そうだ!忘れていた!あそこにいかなきゃ!・・・・・・つづく。
●「ジャンボンのサンドイッチ」 ●「フロマージュのサンドイッチ」
●「オニオングラタンスープ」 ●「キャベツとアサリのスープ」
●「鴨のコンフィ」 ●「カフェ」
★Café des près
住所:東京都港区南麻布5-1-27
電話:3448-0039
営業時間:9:30~24:00
(ランチタイム:12:00~14:00)
路上パーキングは比較的空いている。