●「背ぎも」と「つくね」・・背ぎもは鶏のどの部分だかわからないが最高に旨かった
ひねもす読書読書かな・・・「坂の上の雲」の寝読書を楽しんでいると、女房から声がかかる。
誕生日パーティ第2弾をやれ!というのだ。
それならイタリアンが食べたいと懇願するが、場所はもう決めてあると言う。
白金の焼き鳥屋に7時半に予約を入れてあるらしい。
白金といってもシロガネーゼがオートクチュールに身を包み、嫋嫋とたゆたうプラチナ通りではなく、首都高速2号線の下にその店はあると言う。
午後7時半、目的の焼き鳥屋「酉玉」に入って驚いた。
店内は超満員状態である。
それも私たちのような中年はおらず、若者だらけなのだ。
若者といっても居酒屋チェーンでイッキ大会をやるような威勢の良い若者ではなく、礼儀正しい「若者かくあるべし」といった若者たちが静かに焼き鳥に舌鼓を打ちながら談笑しているのだ。
とりあえずの生ビールを注文し、さてなにを食べようかとメニューを見ても知らない単語だらけである。
セギモ、オビ、サエズリ・・・・・おそらく私の苦手な鶏の内臓であろう。
20種類ほどある焼き鳥のメニューの中で知っているのは「かしわ」「つくね」「手羽先」「砂肝」だけであり、あとはちんぷんかんぷんである。
内臓系がそこそこ好きな女房に煽られて清水の舞台から飛び降りる覚悟で「酉コース」(7本 1700円)を注文。
次々と内臓系の串焼きが出されるが、これがとても旨かった。
鶏の内臓がこんなに旨いもんだということを認知できただけで、シブシブながらも来た甲斐があったと中古女房にプチ感謝する。
注文の7本はあっという間に食べ尽くし、追加オーダー。
背ぎも、さえずり(鶏の食道らしい・・こりこりで旨い)、ラクレットの揚げ巻き焼き、手羽先など10本くらいを追加。
どれもこれも旨かった。
●ラクレットの揚げ巻き焼き ●ひざの軟骨(名前忘れた)とかしわ
●手羽先とえのきの豚巻き
会計を済ませ、2軒目に決めていた「レストラン Shirogane」のBARに向かうべくプラチナ通りをブラブラと歩いていたら、スペイン料理店「サバド・サバデテ」の灯りが点いているのを発見!
店主のベニートさんはスペインでの長いバカンス中と聞いていたが、もう帰ってきていたのだ。
急遽、予定を変更し「サバド・サバデテ」に流れ込み、ベニートさんや奥さんのミツコさんと久闊を叙す。
●白金のスペイン料理「サバド・サバデテ」のベニートさん
とても気のイイおやじだ。
今年の1月に一人娘のヨーコちゃんに娘が誕生して、ついに「おじいちゃん」になったが、自分ではその自覚がないようでいつも若者を気取っている。
彼の作るスペイン料理は東京のスペイン料理店ではNO1だ。
●大鍋で炊き上げるパエージャ・・・まいう~~
●ベニートさんからのお土産「脱糞中のお相撲さん」
「サバド・サバデテ」のトイレにはいろいろな脱糞人形があって面白い
「脱糞男」についてはそのうちにスペインの思い出「ベレン人形」にて詳述予定