レバノン料理「マイ・レバノン」(代官山)<4月21日 夕飯>
タイ料理「バンコック・キッチン」(自由ヶ丘)<4月21日 昼飯>
中華料理「揚州飯店 別館」(横浜中華街)<4月19日 夕飯>
スペインバル「恵比寿18番」(恵比寿)<4月18日 夕飯後のデザート>
ハワイ料理「ロコブルー」(恵比寿)<4月18日 夕飯>
スパゲティ「とすかーな」(武蔵小山)<4月18日 昼飯>
ラーメン「山頭火」(恵比寿)<4月17日 昼飯>
フランス料理「Au Petit Paris」(白金)<4月16日 夕飯>
石鍋空間「Cosi Cosi」(都立大学)<4月16日 昼飯>
すっぽん料理(江東区)<4月14日 夕飯>
衝撃のタイ料理を食べたあとに「もう世界制覇の夢は捨てよう」と固く心に誓ったのに、夜になるとそんなことすっかり忘れてしまい友人であり取引先でもあるM氏を誘ってレバノン侵攻を決行する。
代官山にあるレバノン料理店「マイ・レバノン」はあのカルロス・ゴーン氏の奥さんが経営するレストランである。
●「ババガノーシュ」(BABAGANOUGE) ●「タブーリ」(TABOULI)レバノン料理といえば・・・・・なんにも浮かんでこない。
そんなわけで、とりあえず前菜で様子をみてみることにする。
「パパガノーシュ」はなすと胡麻で作ったペースト状の料理でこれをピタパンに塗って食べる。
ほのかになすと胡麻の味を感じる。味は淡白でなんかぼやけている。
従って、美味しいのか不味いのかは判断できない。
ちょうど今の季節、お昼ご飯を食べた1時間後くらいに襲ってくるぽや~~んとした感覚を思い浮かべながらこの味を想像していただきたい。
「タブーリ」はレバノンを代表するサラダだそうで、大量のパセリの中に少量の玉ねぎが混ぜ込んである。
味は強烈である。パセリの例の味に強い酸味、それに加えてミントのスースー味が三位一体となって頭でけではなく体中冴えわたるほどパンチの効いた味なのだ。
薬屋で売っている眠気防止剤「モカ」と「ファイトいっぱーつ!」とを一緒に飲むよりも効き目はありそうだ。
こんどどこかの洋食屋に行ったら是非試していただきたい。
食後に、ロッテ・クールミントガムを噛みながら、いつもは食べないパセリにビネガーをたっぷりと浸して食べてみれば、即席「タブーリ」の出来上がり~~!(←実際に試したらトラバしてネ)
午後のお仕事がはかどること間違いナシである。
●「オムス」(HUMMUS) ●「ほうれん草のパイ」(FATAYER SPINACH)「オムス」はひよこ豆と胡麻のペーストである、とレバノン人スタッフからの説明に「なるへそ、なるへそ」と目が納得したのも束の間、次の瞬間には鼻がものすごいマトン臭に襲われてしまう。
フガフガ、ガフガフ臭にスギ花粉にもめげなかった私の鼻は抗原抗体反応を起こしてしまい壊滅寸前である。
あまりにも刺激的な料理2品に私の味覚は完全にやられてしまったのか「ほうれん草のパイ」についての分析を試みることはもはや不可能。
なんの味もしなかった。。。。。
●「イタリアワイン(白)」ワインはレバノンが発祥の地である。
「ぐるなび」にこのお店は常時2000本ものレバノン産ワインを在庫していると書いてあったのに、実際には6000円と9500円の赤ワインしか置いてなかった。
仕方なくイタリアの白(4500円)を飲んだ。
レバノン侵攻をする前にはM氏とレバノンの次はジャマイカを併合しよう!などと気勢を揚げていたが、逆にレバノン軍の予期せぬ反撃に気勢を削がれて尻尾を巻いて本土への撤退を余儀なくされる。
こんどこそ、こんどこそ、無茶な戦いは止めよう!世界制覇などという無謀なことを考えるのは止めよう!と固く心に誓ったのであった。
戦いおえて日が暮れて・・・
初めてのタイ料理である。
●「ライスセット」(892円)タイ風カレーはあまりカレーの味がせずにマイルドな味である。
ココナッツがたくさん入っているせいかもしれない。
野菜炒めは普通の野菜炒めである。
●「ヌードルセット」(840円)ヌードルは普通に美味しいがなんだかとらえどころのない味である。
横の鶏肉ぶっかけご飯はまあまあである。
●「トムヤムシーフード」(600円)「トムヤムシーフード」はトムヤムクンのなかにシーフードの入ったものだが、酸っぱくて辛くてなんとも表現のしようもない香りで、ガフガフとなりながらも残すことのできない性格なのですべて平らげた。
所要時間15秒・・・すなわちガブ飲みした。
そして帰りがけに考えた・・・もう世界制覇の夢は捨てようと・・・
みなとみらいホールで女房と倉本裕基のコンサートを聴いたあと中華街の「揚州飯店」で食事をした。
このお店は安藤優子さんがキャスターをつとめる夕方のニュース番組で紹介されたそうで、「北京ダック半羽コース」がなんと4750円(税・サービス料別)で食べられるというのである。

注文は二人で「北京ダック半羽コース」を一つだけとした。
前菜にいきなり「北京ダック」の登場だ。
私の北京ダックランキングはNO1が目黒「香港園」、NO2が御殿山ラフォーレ「北京」であったが、「香港園」の菊池シェフが病に倒れて以来NO1の地位は「北京」が暫定的に占めていた。
「揚州飯店」の北京ダックの味は・・・ひと口食べて、即、ランキングNO1になってしまうほどの味である。
皮はカリカリ・アツアツで味に旨みがあり、味噌も甘すぎず塩辛すぎず皮の味を引き立ててくれるのだ。
この値段でいいのだろうかと少し不安になってしまう(「北京」では1枚が900円もする)
●「北京ダックのガラスープ」 ●「北京ダックの炒め物」北京ダックの白湯スープも炒め物もとても良い味に仕上げてあった。
(肉が少し固かったのが残念だったが・・)
●「レタス炒飯」 ●「紹興酒」(2500円)〆は「レタス炒飯」・・・どうしてプロの作る炒飯ってこんなに美味しくできるのだろう。
ご飯が1粒ずつ独立してサラッと仕上げてあるし、味つけだってたいした調味料を使っているわけではないと思われるのに家庭ではまず出せない味なのだ。
会計は約8500円。
お腹がはちきれそうであった。
★「揚州飯店」(お店のHP)・このHPには私たちの食べた「北京ダック半羽コース」は掲載されていないようだが店頭にはメニューがある(2人でコース1人前で十分満足できる)
・10種類近くの料理を食べられる1980円のコースも魅力的だ。
次回の中華街予告・・・
2軒目はスペインバル
「恵比寿18番」このお店のタパスはスペインのバルにはないスペアリブやスパゲティといったなんちゃって系のものもあるがどれも味は良い。
しかも雰囲気はスペインのバルを模倣しているので、ちょっとイッパイひっかけるにはもってこいの店である。
●「チャンピニオンの鉄板焼き」 ●「イカのフリッター」「チャンピニオンの鉄板焼き」は相変わらず旨かったが、「イカのフリッター」がイカんかった。
揚げる時間が長すぎたためにイカの水分がほとんど飛んでしまっていたからだ。
おぢんに似合う乾き物のさきいかのフライを食べているようであった。
●「アモンティジャードと白ワイン」 ●「リオハの赤」
●「白ワイン(サングレ・デ・トロ?)」 ●「ペドロ・ヒメネス」「ペドロ・ヒメネス」とはシェリー酒などの原料として使われるブドウの種類である。
今回飲んだのはその干しブドウで作ったデザートワインで、若干の苦味を帯びた甘味と仄かなレーズンの香りを楽しめるという面白いワインである。
(
はるみさんも六本木のワインバーでこれを飲まれたそうだ)
これで3300円。
今日は2軒で1万円いかなかった。満足なり~~♪
ハワイには一度だけ行ったことがある。それも仕事で。しかもひとりで。
現地の旨いものに舌鼓を打ったという記憶もないし、フラダンスに興じたという記憶もない。
記憶に残っているのは京樽の不味い寿司と日本と同じ味のマックのハンバーガー、それと浮かれいる日本人観光客の顔だけである。
だから、ハワイに対して芳しい印象はない。
ハワイ料理なるものがあることは聞いてはいたが、印象の良くないところの料理には興味を惹かれるはずもなく、今日まで知らんぷりしてきた。
ところが、食通の私の友人が恵比寿のハワイ料理店「ロコブルー」で食事をして、とても旨かったと褒めていたので、それならばと女房と出かけてみた。
●「タコポキ」 ●「アヒとアボカドのサラダ」このお店はハワイ料理専門店だと思っていたのに、メニューをみてビックリする。
沖縄料理もあるのだ。
ハワイと沖縄・・・私の知る限りでは両者の共通項は「アイランド」だということである。
それとも米軍基地つながりか・・・・・不可解。
考えてみれば「沖縄料理」の専門店にも足を踏み入れたことはないのだが、ハワイ料理に特化して食べることにする。
「タコポキ」・・・タコは蛸でポキはお店の人によるとハワイ料理に使われるソースの一種だという。
このソースの味をどのように表現すべきか適当な言葉が見つからないが旨い。
タコもたくさん入っていて、これだけで家飯のメインになりそうだ。
「アヒとアボカドのサラダ」・・・アヒというのはマグロのことらしい、味はコジコジだ。
●「マヒマヒのフリット」 ●「水っぽいハウスワイン」「マヒマヒのフリット」・・・マヒマヒはハワイでよく食べられている白身魚だそうで、味は小学校のころよく給食にでてきた魚のフライの味に酷似している。
確か、担任の先生はこの魚のことを「おひょう」と呼んでいたように記憶している。
とても懐かしい味である。
●「ロコモコ」写真を撮るのを忘れてしまったが、「スパむすび<キムタクスペチャル>」も食べた。
「キムタク」がここで食べたからこの名前がついたのではなくて、おむすびの中にキムチとタクワンを入れているのでこんな名前にしたそうである。
コンビーフのような、ソーセージのようなスパムを初めて食べたが私の口には合わなかった。
メインは有名な「ロコモコ」
ご飯の上にレタス、ハンバーグ、目玉焼きが乗っているってだけの料理。
この具を木のスプーンで韓国料理のビビンバのように細かく粉砕し、ご飯と混ぜ合わせて食べる。
なかなか複雑な味である。勿論、美味しい。
(これにハリサを混ぜたくなってしまった)
料金は全部で6500円。
恵比寿でこれだけ食べてこの値段は嬉しい。
感想:ハワイ料理は危惧していたほど脂っこくなくてさっぱりとしていてとても健康に良さそうである。これ以外にも私の知らないハワイ料理がたくさんあるようだ。やはりハワイ料理の奥義を究めるには現地にいかなくてはならないであろう。あは~っ、ハワイに行きたい!
pさま!ぼくをハワイに連れてって~~~!!(絶叫)
★「ロコブルー」(グルナビ)住所 東京都渋谷区恵比寿1-26-13 MLビル1F
電話 03-5449-3063
・できれば予約が望ましい(午後7時までの入店の場合は予約なしでもOKだそうだ)
・10%OFFの「グルナビクーポン」あり。
となりにあったレストラン
ぽんちゃんの
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過日、「納豆」と「ミートソース」の国際結婚がめでたく成功をおさめたのに気をよくしてしまい、今日は「納豆」と「ペペロンチーノ」のマリアージュを楽しむべく連れていけ!コールの鳴り止まない女房を伴い武蔵小山の「トスカーナ」を再訪した。
注文は「納豆ペペロンチーノ」とカバちゃんがいつも食べているという「ウニとイカのパスタ(バターソース味)」にした。
まずは「納豆ペペロン」。
「納豆」と「ペペロンチーノ・パスタ」を別々に食べてみる・・・いい味だ。
次に両者をグニャグニャと混ぜて食べてみる。・・・お、驚きの味だ。
前回食べた「納豆ミートソース」では、納豆はミートソースの味を引き立てるための触媒的役割(裏方的存在)だったのだが、「納豆ペペロン」の納豆は自己主張がなかなか激しい。
それでも、それが邪魔をする存在ではなく、同じく自己顕示欲の旺盛なペペロンチーノ・ソースとうまく調和しているのである。
これは旨い!やみつきになる味である。
一方の「カバちゃんパスタ」の味はウニの香ばしい香りが食欲をそそる。
実食してみると、ウニのねっとりとクリーミーなソースがアルデンテのパスタによく絡みつき、これも旨い。
「とすかーな」は今回で2度目だが、ソースの味はいうまでもなく、パスタの茹で加減が絶妙である。
また、近いうちに来てみよう。
次回は「う、うまいんです」で紹介された「グリーンアスパラとベーコンのパスタ」を食べてみたい。

私はとんこつラーメンが苦手である。
あのスープの独特の味と香りがダメなのだ。
それでも流行り始めのころは流行に乗り遅れてなるものかとずいぶん無理をして食べ歩いたものであるが、中目黒にある「百麺」の臭い!(私に言わせれば「獣臭い」)とんこつラーメンには私をしてとんこつ行脚に終止符を打たせるほどの衝撃を受けた。
それ以来、新規のラーメン屋に入るときには表に「とんこつ」という文字の無い店を選んできた。
そのおかげで毎日つつがなく平和な日々を過ごしてきたのだが、ある日私はテレビで観てしまったのである。「山頭火」のとんこつラーメンを。
しばしの間、心の葛藤を繰り返した挙句、遂に禁断の扉を開くことにした。
場所は恵比寿の「山頭火」、注文は味噌ラーメン(800円)である。
怖々とスープを一口・・・旨い!&臭くない!
このスープ、少し塩気が強いが、コクがあってとても美味しい。
例によって具の大掃除をする。
ギャー!叉焼の脂身が多すぎる・・・目を瞑って一番大きいヤツをほとんど噛まずに飲み込む・・・あれ?豚肉の脂身特有のあのイヤナ脂臭さがないし赤身のところがとても旨い・・・なんだか損をした気分である。
2枚目の叉焼はじっくりと噛んで心行くまでその美味を堪能した。
ラーメンの表面がきれいになったところでいよいよメイン。
麺は中太で若干縮れており、茹で加減は申し分ない。
スープとの相性も抜群に良い。
ただ、食べ進むにつれて、少しずつ「とんこつ臭」が現れてきたのにはまいった。
ここにはまた来ると思う、そのときには鼻栓を用意してこよう(意味ないじゃん! 笑)
追記:とんこつのあの独特臭が大好きな方は是非、中目黒「百麺」のラーメンを食べていただきたい。で、感想をお聞かせ願えればうれしです。
ラーメン屋はハシゴをしなくては意味がない(by 自分)
ガスコーニュ地方の郷土料理を食べさせるフランス料理店「Au Petit Paris」は25年前に目黒の駅ビルで産声をあげ、12年前にここ白金に移ってきた。
ここの「ガスコン」という名前の前菜が旨いので、目黒にあったころはよく通ったものである。
「ガスコン」という料理は、ミンチした鴨肉の中にそのときどきの旬の魚介類を入れたものを牛肉の網脂で包んでソテーし、美味しいソースをかけた逸品である。
これ以外だと、これも前菜だが、野菜のテリーヌが旨い。
今日は久しぶりに(おそらく10年ぶりくらいか・・)この「ガスコン」を食べたくなり出かけた。
土曜の午後8時近いのに店内はガラガラ、客は私たち夫婦だけなのである。
今日食べる料理は前菜に「ガスコン」と「野菜のテリーヌ」、それにメインに鴨か子羊を一皿とってシェアしようと予め決めてあった。
と・こ・ろ・が・・・・・「ガスコン」も「野菜のテリーヌ」も売り切れだそうで、マダムによるとランチのときに全部出てしまったという。
(店の看板商品をディナーで切らしてもいいのかなぁ?ディナーのためにランチのお客さんには出し惜しみをしても取り置きしておいてくれれば・・・)
この時点で河岸を変えようかとも考えたが、せっかく久しぶりに来たのだからと「魚介類のタルト」、「アルペルジュ・ブロンのオランディーヌ・ソース」、「鴨のなんとかソース」を注文。
(これだけしか注文しなかったのは、ここで軽く食べてどこかもう一軒行こうとしたからだ)
ワインは2003年のサンセール。



料理は昔とまったく変わらないホッとする味つけであった。
斬新さなどはまったく垣間見ることのできない、トラディショナルかつオーソドックスな味である。
こういうフランス料理を出すレストランって最近の東京には珍しいのではないだろうか。
といっても、ここ何年もフランス料理のトレンドからは遠ざかってしまっているのだが・・・・・
こんどは電話で看板料理の有無を確認して出かけることにしよう。
気になる・・・・・


石鍋空間「Cosi Cosi」(コジコジ)で昼飯を食べた。
ここはかのクィーン・アリスの石鍋氏がニュー・コンセプトのもと出店したレストランではなくて、石鍋を使用した料理屋である。
「Vシュラン」のオムライス特集ででこの店の「石鍋オムライス」を見て、いつかこいつを絶対に食べてやろうと思ってきた。
店名の「Cosi Cosi」はイタリア語で「まあまあ」という意味だそうだ。
土曜日の12時を回っていたせいか店内は満員状態。
それでも10分ほどの待ち時間で店内へ。
注文は「石鍋オムライスのミニランチセット」(1050円)である。
このセットには前菜(下の写真にある「豚味噌のサラダ」or「ひよこ豆のヴィシソワーズ」)と食後にコーヒーかライチー紅茶がついてくる。
さて、ジュージューと唸り声をあげながら登場した石鍋オムライス、玉子がとろとろの半熟状態で見た目はなかなかよろしい。
そして実食・・・・・ご飯はひき肉のケチャップライスで、これだけを食べると・・・「コジ」である。
私にも作れそうな気がする。
とろとろ玉子と一緒に食べると・・・ちょっとはマシになって「コジコジ」にはなるが、うーん、まいう~♪とため息が出るほどの味ではない。
それではと鍋にへばりついている「おこげ」をこそげとって食べるが・・・おこげは旨くない。
強火で一気におこげを生産したので焦げすぎて苦いのだ。
大量生産をしているので、鍋の加熱に時間をかけられないのであろう。
「石鍋オムライス」は期待したほどではなかったが、このお店のスタッフは元気で感じがとても良い。
メニューの内容にも工夫の跡が見られる。
今度は夜に来てみようか・・・・・うーん、迷うところだ。

前菜は「コジコジ」であった。
★「Cosi Cosi」(コジコジ)<お店のHP>
おまけ
私はすっぽんを食べたことがない。
すっぽんを食べることなくこの世に別れを告げるつもりでいた。
あんな見た目がグロテスクなものを食べる人の気持が忖度できないし、だいいち、あんなもんを食べたら絶対に正露丸のお世話にならなくてはならないと思ってきたからだ。
だから、テレビで旬を過ぎた芸能人がすっぽんを食べながら「うーん、とろとろして、これはたまらん」などと薄目をあけながら呟いている場面を観るにつけ、あれは絶対にヤラセだと思ってきた。
きっと「すっぽん普及協会」かなんかがテレビ局に袖の下をつかませているに違いない。(未確認情報)
ところが、今日は同業者の集まりがあって、強制的にすっぽんを食べさせられることになってしまった。


まずは「すっぽんの生き血」である。
相手は同業者である。ということは商売敵でもあるわけで、意気地のないところを少しでも見せるわけにはいかない。
だから、鼻もつままず、眼も閉じず、口もつぐまず(あたりまえか・・・)、慣れた風を装って一気に飲み干す。
あれ?血の味なんかぜんぜんしない、ワインの味しかしないじゃん・・・ホッとした。
上の右の写真はすっぽんの肝臓で、一匹から一個しかとれない。
じゃんけんで誰がイケニエになるかを決めたが運の悪いことに勝ってしまった。
料理店の女将の「これは飲まずにしっかりと噛んで味わってください」という言葉をそのまま信じて・・・・・ガジガジ・・・グェ、ギャァー、に、に、ニゲー!!!・・・バファリンの100倍も苦いのだ。
それでも、「ふーんだ、こんなのたいしたことないもんね」と涼しい顔を作り続ける。
これも仕事である、と自分自身に言い聞かせながら・・・・・


2時間近く経ってやっと本日のメインの鍋が到着する。
足のところから恐る恐る食べてみる・・・・・皮のところはぬるぬる・プルプルで気持が悪いし、体にも悪そうだ(ゼラチン質は私の天敵である)・・・肉の味は別に旨いとは思わない。食感はコーンビーフみたいである。
野菜やキノコでもつまんでごまかそうとしたら、女将がどうぞ!とすっぽんの頭を入れてくる。
さすがに頭を食べるときには真下を向いて目を閉じながら食べた。
感想は足と同じで「きもわる、うまくない」であった。
〆の雑炊の味は「アメリカのお母さん」であったが、魚屋からロハでもらった鱈のアラで作った雑炊のほうがはるかに旨く思われる。
同業者の面々は「ふぐ雑炊よりもずーっとうまい!」と感動していたが・・・・・
料金はこれで11000円。
高かったのか安かったのかはいまだにわからない。
追記:すっぽんを食べても「すっぽんぽん」になりたいという気持にはならなかった。
また「すってんてん」にもならなかった。