マクロビオティックに「身土不二」という思想がある。
身土不二とは「身体(身)と環境(土)とは不可分(不二)である」という事で、「身体と大地は一元一体であり、人間も環境の産物で、暑い地域や季節には陰性の作物がとれ、逆に寒い地域や季節には陽性の作物がとれる。暮らす土地において季節の物(旬の物)を常食する事で身体は環境に調和する」というものである。俗に住んでいる所の一里四方の物を食べて暮らせば健康でいられると言われる。(石田英湾著「食べもので病気は治せる」より引用 )
ポイントは2つある。
1つは季節性であり、他の1つは地産である。
この理論に従うと、夏には地中に伸びる野菜(ごぼう、蓮根などの根菜)は陽性が強いので摂取は好ましくないということになり、逆に地上に伸びる野菜を食べるのが良いということになる。
さらに一里四方は無理としても、少なくとも自分の住む地方(東京なら関東)で収穫された作物、すなわち地産の作物を食べるよう心がけるということである。
地産にはもう一つ意味がある。それは、いくら地場で収穫された作物でも、その原産が気候帯の違う地域であるものは好ましくないということである。だから、熱帯原産のナス科の作物(ナス、トマト、じゃがいも等)は厳密に言えば体にとっては好ましいものではないということになる。
この観点から晩ごはんの考察をしてみるのも一興ではある
・さばの醤油干・・・さばはどこで獲れたのか不明
・オクラ・・・和野菜ではなかった。アフリカ原産。山上憶良は関係なし
・大根の明太サラダ・・・大根は冬野菜で陽性強し
・高野豆腐・・・合格!でも、イキかけている
・茶豆・・・合格。でもビールと結託するところが問題
・ほうれん草の味噌汁・・・ほうれん草がイラン原産だなんて、つらすぎ!
・玄米・・・合格の合格なのだ
・キリン・一番搾り・・・国産だが、原料があちゃら産だからペケ
・赤ワイン(フランス・ローヌ産)・・・フランスだから合格!にしたいが、失格。アルコールは極陰性。
「身土不二」を考えると食べるものがなーい!でも、この考え方は素晴らしい!
「身土不二」シバリの食事をしたら簡単にやせられる!
でも、煩悩が・・・・・・・・・・・・・