★77本目「シャトー・オー・モンプレジール 2002」(シュド・ウエスト地方 カオール)。世田谷の「信濃屋ワイン館」のPOPに「黒ワイン」と書いてあったので、おもしろ半分に購入。(1500円くらい)
このワインはボルドーを流れているドルドーニュ河の上流で造られ、セパージュはマルベックが主体だそうだ。
広告に偽りはなくワインの色はものすごく濃いルビー色をしている。黒ワインといっても差し支えないほど。果実の香りの高いこのワインは、味も濃く美味しく飲むことができた。1500円でこんな美味しいワインがあるなんて、南西地方は狙い目かもしれない。
つまみは緊縮財政につき、残りもんとレトルトもんで。冷凍しておいたハンバーグ、100円のレトルト・カルボナーラのスパゲティ、シンプルにレタスとキュウリのサラダ。
★78本目「シャトー・ボー・シット オー・ヴィニョーブル 1996」(ボルドー サンテステフ)。メドック・クリュ・ブルジョワ・シューペリウール「シャトー・ボーシット」のセカンドラベルだが、これで3800円もする。いくらなんでも高すぎる気がしないでもないが、1996年というミレジムに惹かれ購入決定。1996年という年は1990年に続くグレイト・ヴィンテージなので。(このあとは2000年)
これは素晴らしかった。まさに今が飲み頃、熟成し切った味わいである。メドック地方のワインの有名どころのワインにはマルゴー、サン・ジュリアン、ポイヤック、そしてこのサンテステフがあるが、一番北に位置するサンテステフのワインは派手さはないが、しとやかで上品な味がするような気がする。
つまみは「ブカティーニ・アマトリチャーナ」、鱈のプロヴァンス風、レタスとキュウリのサラダ。パンは麻布十番「日進スーパー」のバゲット。
★79本目「アミラル・ドゥ・ベイシェヴィル 1998」(サンジュリアン)。格付け4級「シャトー・ベイシェヴィル」のセカンドラベルであり、このシャトーにもサントリーの資本が入っている。1998年というミレジムはメドック地方においてはあまり評価が高くはないが、サンジュリアンだけは別格で、ジネステブックでは2003年と同様の4つ星である。(満点は5つ星)
抜栓直後の香りはあまり強く感じられずにおとなしい感じだ。口に含んだときの印象も酸味もタンニンも弱いせいか、それほどインパクトの強いものではない。かなり繊細なイメージである。
ところが、飲み始めて20分くらい経過したあたりから、徐々に印象は変化する。香り、酸味、タンニン、果実実がどんどんと力強いものに変身してきたのだ。サンジュリアン、かくあるべし!という味わいだ。
つまみは「リチェッティ・ミラネーゼソース」、茹でブロッコリー、レタスのサラダ。
★80本目「シャトー・モーカン 1998」(オー・メドック クリュ・ブルジョワ・スーペリウール)。目黒郵便局近くのワイン専門店「美濃屋」で2500円で購入した。このショップは補助26号線に面した60坪ほどの店舗で、何十回と前を通っているのに気がつかなかった。(歩いているときには交通信号と女性しか目に入らないらしい。 笑)
若くもない、かといって枯れてもいない味わい。人間の年齢に例えるならば、35歳~45歳といった味である。(筆者注:人間を賞味したことは一度もない、念のため。 笑)
酸味もほどほどで、果実味もありニコニコしながら飲めるワインである。といっても、ボルドー・グラン・クリュでしばしば味わうあの複雑味はない。これがクリュ・ブルジョワのクリュ・ブルジョワたる所以なのだろう。(か?)
さて、今、密かに
こんなプロジェクトを進めている。すべてを制覇するのは寿命との競争になりそうだ。というか、ぜんぶ飲んじゃったら寿命を縮めることになっちゃうんだろうなぁ。<どーでもいいけど、くだらないプロジェクトを増やしすぎだわさ。(呆)
つまみは牛ミートボールのトマト煮混み・セメチコリア添え、カリフラワー・カレー風味、チャンピニオン・アル・アヒージョ、じゃがいもとツナのサラダ、雪ノ下人参、レタスとキュウリのサラダ。