★71本目「シャトー・ラプラニョット・ベルヴュー2003」(サンテミリオン)。オーナーの母方の実家はサンテミリオンで「シャトー・オーゾンヌ」と覇権を争う「シャトー・シュヴァル・ブラン」の元オーナー、叔父さんは「シャトー・フィジャック」のオーナーという血統だそうだ。
飲み頃かどうかわからずに抜栓したワインは若々しい。ちょっと早かったかなとも思われたが、タンニンが強烈で多少の苦味があり、酸味も強く、全体的にはとても印象の強いワインだ。それぞれの要素は決してイヤなものではなく、飲み進むにつれてどんどん引き込まれていくような感覚を覚えるワインであった。
つまみはミニハンバーグ、蕪と鶏そぼろ肉の煮物、太きんぴらごぼう、蕪葉の炒め物、白菜の漬物。
★72本目「シャトー・ボリー・ドゥ・ノワイヤン 2003」(ボルドー アントル・ドゥー・メール)。1000円を切る値段の割には美味しいワインである。アントル・ドゥー・メールというドルドーニュ河とジロンド河に挟まれたこの地域には評価の高いワインはあまりないが、安くてそこそこ美味しいワインがたくさんあるようだ。この地域のワインをどんどん発掘していきたい気持ちはあるものの、取り扱い店が少ないのが残念である。
★73本目2本目は「シャトー・ボーモン 2003」(メドック・ブルジョワ・シューペリウール級)。開けてもよいワインがなかったために、2003年というミレジムにもかかわらず抜栓。メドックのワインなのでカベルネ・ソービニョンの比率が高く、ためにまだ飲み頃ではないと思っていたが、十分に飲み頃を迎えていたようだ。シャトーが公表している36%という比率よりもはるかにメルロが多いせいであろう。(この部分、ウケウリ 笑)
つまみは筍饅頭(おろした筍と長芋に鶏ひきを混ぜて揚げたもの)、海老の豆鼓ソース、SHIITAKE プロバンス風、南瓜の田舎煮、レタスサラダ。
★74本目「シャトー・ボイリー・ドゥ・ノワイアン 2003」(ボルドー アントル・ドゥー・メール)。昨日飲んだ赤ワインの白ワイン版である。「きゅっぱー」の値段の割にはまあまあ飲める。ちょっと薄く感じられたけど。
つまみは巨大鯵の干物、焼き長芋の明太子ソースがけ、肉抜き肉じゃが、ブロッコリーのオリーブ油炒め、玉蒟蒻の醤油煮。テーマのわからないつまみである。どんな酒を飲めばいいのかわからないつまみでもある。
★75本目「シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru 2001」(ドメーヌ:ベルナール・モロー・エ・フィス)。この造り手のワインは以前に飲んだことがある。確か赤だったように記憶しているが、以前は「エ・フィス」(et fils:and 息子<達>)がついていなかったように思われる。(なんでこんな些細なことを憶えているかというと「コンバット」の主人公であるサンダース軍曹が「ヴィック・モロー」だったので)
さて、感想は少し酸味が強めだが爽やかであり、ミネラルの味が前面に出ていてさっぱりとしている。さっぱりとしているくせに、スイスイと飲めてしまうようなタイプではなく、ゆっくりと味わいながら飲みたくなるタイプのワインである。また飲みたい。(どこで購入したか忘れたが、7000円くらい)
この村唯一のグラン・クリュ「クリオ・バタール・モンラッシェ」をそのうち飲んでみたいものだ。
つまみは「寿司処 會」のばらちらし(ひな祭りなので 笑)、イベリコ豚とピーマンの炒め物、白菜のクリーム煮、レタスとキュウリのサラダ。いろいろなネタが入ったばらちらしと「シャサーニュ・モンラッシェ」との相性はとても良かった。
★76本目1本でやめておけばいいものを、「やっぱ、あれだね、ボルドーの赤飲まなきゃ、今日が終われないやね」ってことで2本目はいつもの「シャトー・ボリー・ドゥ・ノワイヤン 2003」(ボルドー アントル・ドゥー・メール)。西小山「ヤマニ」で980円。つまみはおまけでもらった「パルミジャーノ・レッジャーノ」。