旗の台の「百々亭」はつまみの種類が豊富で、なおかつ私の好みの日本酒「吉田屋治助」を飲めるので訪問するのはいつも夜。(
04年10月22日 05年9月22日)
今日は昭和大学病院に用事があったので昼に出かけてみた。注文は「かけそばセット」(840円)。
まずはこのボリュームに唖然・・・しかるのちに感動。
かけ蕎麦の汁はちょっとしょっぱいが、蕎麦はしっかりとしたコシを持ち、味も良い。ちなみにここのお蕎麦は戸隠蕎麦である。
ご飯は山菜の炊き込みご飯。一膳以上の量。おかずは野菜の春巻きである。どちらも美味だ。
数年前から去年まで私は蕎麦アレルギーに罹っていると考え違いしていたようだ。尾篭な話で恐縮だが、蕎麦を食べるとお腹が痛くなり、即、トイレに直行という事態に悩まされていたのだ。特に戸隠で蕎麦屋巡りしたときには、毎回のようにこの症状が発症し、一日に3軒の蕎麦屋をハシゴすれば、同回数のトイレのハシゴを余儀なくされたのだが、不思議とそのどれもがある種の心地良さを伴うものであった。
発症後、しばらくの間、蕎麦の摂取は控えていたのだが、やはり好きなものはやめられないと恐る恐る蕎麦屋の暖簾をくぐっては症状の進行具合を確かめてきた。それがどうも昨年の夏ごろに蕎麦アレルギーを克服したようで、今では臆することなく蕎麦行脚をしている次第である。
先ほど、「自分が蕎麦アレルギーに罹っていると考え違いしていた」と書いた。アレルギーであれば用を足したあとに不快感を伴うのが普通であるが、私の場合はその逆である。
ということは、これはアレルギーではなく、全く別物であると考えた。あくまでも医学的根拠のない素人考えだが、私はこれを「カタルシス」、すなわちある種の浄化作用であるということにした。すなわち、体内に蓄積された普段なにげなく摂取している農薬、食品添加物といった類の毒物、意識的に大量に摂取しているアルコールという名の毒素を浄化する作用であると。ということは、昨年からその浄化能力が衰えてしまったことになり、私にとってははなはだ嬉しくないことではある。
が、実は「百々亭」の蕎麦を食べた後30分もしないうちに強烈な腹痛に襲われ、会社のトイレに駆け込み、久しぶりに事後の快感を覚えることができたのだ。
私にとっては戸隠の蕎麦が救世主なのかもしれない。憎っくき尿酸やγ-GTPを退治してくれるかもしれない。<そんなことよりもお酒をやめなさいっ!!