プロバンス旅行の計画を立てていたら、にわかにプロバンス料理を食べたくなってしまった。
一週間もしないうちにプロバンス料理漬けの毎日になるのに。。。
注文は3800円のプリフィックス(前菜・メイン・デザート・コーヒー)に前菜を一品追加。ワインはローヌ地方最南端の「コート・デュ・リュベロン」の白と「コート・ドゥ・プロバンス」の赤にした。
★「アボカドとイクラのパイ」(アミューズ)
アボカドをどのように味付けしたのかわからないが、あとを引く味である。
★「海老のラビオリ、茴香ソース」
ほんのりとアニスの香りのする濃厚な海老ソースでラビオリを食べる。
少し塩分がきつかったが、その分ワインとパンが進む。
旨い!
★「プロバンス風野菜のテリーヌ・イカスミのタプナード」
これは絶品。野菜が美味しく、これとイカスミのタプナードとの相性が抜群である。
これを食べただけでもう十分に満足のできる、そんな味である。
★「鮎のコンフィ・アイオリソース」
女房から一口もらって食べてみた。
なかなか深みのある味わいである。アイオリソースともよく合う。
(鮎は塩焼きの方が好みかな)
★「鴨のなんとかソース」
ソースは果物(ベリー系)をふんだんに使っているので甘く酸っぱい。
鴨肉は思いのほか硬く難儀。これはちょっといただけなかった。
★「ラムのソテー・エスカルゴソース」
女房から一口もらう。
これは旨い!肉質が柔らかく、赤身も白身も文句なく旨い。
鴨料理との交換をお願いしたが、却下される。
★「コート・デュ・リュベロン」(白)
爽やかな酸味を帯びたスッキリタイプのワイン。
プロバンスの太陽の味がした。
★「コート・ドゥ・プロバンス」(赤)
味はよいのだが、眠りから覚めていないようだ。
時間の経過とともに旨みがどんどん増してくる。
デキャンタージュをお願いすればよかった、かも。
食後酒は「パスティス」。いつも飲んでいる「ペルノー」よりも味がマイルドで旨い。
(ブランド名を聞くのを忘れてしまった)
※その他の感想。
・店内にはさりげなくプロバンスの工芸品が飾られており、なかなかシックな感じである。
・フロアは感じのとても良い女性が一人で切り盛りしている。(シェフ奥様かも?)
料理やワインの説明は丁寧かつ的確。
・ワインは2500円~という安心価格で各地のワインが揃えてある。
欲を言えばプロバンスワインの品揃えをもっと深くしてもらいたい。
・シェフはベルギーの三ツ星レストランやプロバンスでのレストランで修行をしたそうだ。
(今回のフランス旅行で宿泊を考えた
「オーベルジュ・ド・ラ・フニエール」でも修行経験あり)
「オリヴィエ」:目黒区鷹番3-6-9 (SMAP)
11:30~14:00/18:00~21:30 TEL 5722-2550 月曜休み
ローヌの一番南にあるリュベロン地方。もうここはプロバンスだ。