いよいよ昼飯解禁の土曜日になった。
雨降る中、目黒通りから外苑西通りを走り、西麻布の交差点を左折して駒沢通りと遠回りをしてやっと「筑紫楼」に到着した。
何故こんな遠回りをしたかというと、行きたい店があまりにもありすぎて頭が混乱していたからなのだ。
「筑紫楼」といったらフカヒレである。
フカヒレの姿煮は尿酸値を上昇させるとものの本で読んでいたので、泣く泣く諦め(ってのは単なる見栄で、高かったのでビビッただけ)「フカヒレの土鍋煮込み麺」(2400円)を注文し、女房には一番安い「フカヒレ煮込み麺」(1400円)を注文させた。
それに恵比寿にある本店で食べた時に感動した
帆立のたっぷり入った「春巻き」(2本で600円)も追加した。
「フカヒレの土鍋煮込み麺」は十分に煮込まれた細麺を濃厚な鶏ガラの出汁を感じるさっぱりとしたスープにをからませて食べる。
旨いと思う。
だが、どうであろう? これで2400円は高すぎるように思われる。
フカヒレもほんの少ししか入っていないし・・・・・・
女房の「フカヒレ煮込み麺」を少し分けてもらう。
こちらの方がはるかに旨い!
交換してもらおうとお願いするが、「いいわよ、いいわよ、安いほうで私は十分・・・ヘヘヘ」と取り合ってくれない。
くやしい!1000円も高いのに、安いほうに負けるとは・・・・・トホホ
気を取り直して、「春巻き」をかじる。
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春巻きだが春巻きでない!!
直径が3センチの春巻きの餡は幅2センチ長さ10センチ厚さ1.5ミリほどの鶏の肉片が入っているだけなのだ!
帆立なんてどこにもない!!
同じ筑紫楼なのに!!
春巻きを独り占めするつもりだったが、1本だけ食べて女房にパスする。
こんなはずでは・・・・こんなはずでは・・・・・・と落ち込んでいたら、女房が大匙に換算して5杯ほどの「フカヒレ煮込み麺」のスープを恵んでくれた。
●「フカヒレ煮込み麺」 コレに限る! ●不思議な「春巻き」